2018年夏から2019年春にかけ、新世紀『令和』の皮切りとして富士山西山麓(静岡県富士宮市)へ出向き、雄大な『富士山』仰見ながら多くの湧水取材を行いました。新春の緑に覆われた山麓での取材は、これまでになく新鮮で興奮する体験でした。古来より幾度も重なる噴火から浅間大神「火の神・怒れる神」と畏敬され、里の人々からは、膨大な湧水を溜め込む大きな水瓶で「水の神」とも、神話の女神「木花咲耶姫命」(噴火を鎮めた)とも崇められています。西山麓の田園地帯を散策すると水田に映る「逆さ富士」に感動し、豊富な食材からグルメ店が多く「雄大な里山」としての実像が見えて来ます。まさに「日本の原風景」ここにあり、熱いものが込み上げて来ます。