雄川堰

雄川堰の名水

令和5年(2023)3月甘楽町の湧水散策として小幡へ向かいました。同地は古くから名水の里として知られており、街並みを整備した灌漑施設で有名な「雄川堰」があり、街並みも古い武家屋敷があったっりと観光でも興味が湧くポイントです。町の情報サイトによるとーー雄川堰は名水百選のほか、疎水百選にも選ばれている水源です。現在では地域の生活・灌漑用水として整備されており、基本的に採水・飲用することはできません。洗濯や野菜などの洗い場として昔は使われることもありましたが、現在ではそうした習慣もなくなり、景観の美しさを楽しむ名水として残されています。雄川堰は、一級河川雄川より取水し小幡地区を北流して北方の水田地帯を潤していますー。開削の時代は不詳ですが、織田氏が江戸時代初期に小幡への陣屋移転を計画した寛永6年(1629)から、工事が完成した寛永19年(1642)の間に改修等がなされ、現在見られる姿になったと推測されてます。雄川堰は大堰とも呼ばれ、武家屋敷地区の東側を北流しながら途中で二手に分流し、横町を迂回して再び大手門前で合流し、町屋地区を貫流して下流の水田地帯を潤しています。
 【参考】街のガイド資料: ◆所在地 甘楽郡甘楽町大字小幡
◆年 代 寛永19年(1642)
◆形式等 玉石構造(空積)
◆設計者 内務省石井省一、オランダ技師チルドル
◆管理者 甘楽町
◆特記事項 世界かんがい施設遺産
◆認定理由 小幡城下に住む住民の飲料水と生活用水を確保するために建設された玉
      石構造(空積)の用水路で、古き歴史を今日に残している貴重な土木遺
      産である。